沖縄で人気のインダストリアルスタイルリノベーション

目次

インダストリアルスタイルリノベとは?

無骨でヴィンテージ感のあるデザイン

インダストリアルスタイルとは、工場や倉庫のような無骨な雰囲気を活かしたデザインのこと。 鉄やコンクリート、古材などの素材をあえて見せることで、 “使い込まれたかっこよさ”を演出するスタイルです。 シンプルなのに個性があり、男女問わず人気。 「生活感を抑えながらも味わいのある空間にしたい」という方にぴったりです。

鉄・コンクリート・木の素材を活かす

このスタイルの主役は“素材そのもの”。 鉄の冷たさ、コンクリートの質感、木の温かみが絶妙なバランスで融合します。 金属のフレーム家具や、配管を見せた照明、 古材の棚などを組み合わせることで、 ラフで雰囲気のある空間が完成します。

カフェや店舗風の空間づくりができる

インダストリアルリノベの魅力は、 まるでカフェやショップのようなおしゃれな空間を作れること。 照明や家具を黒やグレーでまとめると、 一気に都会的な雰囲気に仕上がります。 沖縄の自然光と相性も良く、 昼は明るく、夜は照明の陰影が映えるスタイルです。

沖縄でインダストリアルスタイルリノベが人気の理由

コンクリート住宅との相性が抜群

沖縄はRC(鉄筋コンクリート)造の住宅が多く、 そのままの素材感を活かせるインダストリアルスタイルとの相性が抜群。 構造体を見せる“躯体現し”のデザインも、 リノベーションのコストを抑えながら雰囲気を高めてくれます。 もともとの建物を活かしながら、 “かっこいい”空間に変えられるのも人気の理由です。

湿気や塩害に強い素材を使いやすい

沖縄特有の湿気や塩害にも、 インダストリアルスタイルで採用される素材は強いものが多いです。 モルタル・ステンレス・アイアンなどは、 錆びにくく、耐久性にも優れています。 自然素材よりもメンテナンスが楽で、 長く住まうほど“味”が出る点も魅力です。

DIY好き・男性層にも人気のデザイン

鉄や木、レンガなどを使った無骨なスタイルは、 DIYが好きな人にも人気。 棚や照明を自作したり、古材をリメイクしたりと、 自分で手を加える楽しさもあります。 特に男性からの支持が高く、 “自分の秘密基地”のような空間づくりを楽しむ方も増えています。

インダストリアルリノベの人気アイデア

躯体現し天井×ブラック照明(80〜150万円)

天井を解体してコンクリートの躯体を現す“スケルトン仕上げ”は、 インダストリアルリノベの定番。 そこにブラックのスポットライトやペンダント照明を合わせると、 クールで立体感のある空間になります。 費用は80〜150万円ほど。 開放感を出しつつ、スタイリッシュに仕上げたい人におすすめです。

モルタル調床とアイアン建具の組み合わせ

床材にはモルタル調フロアやコンクリート風タイルが人気。 無機質な質感に、アイアン素材の建具を合わせると、 統一感のある“工業的な美しさ”が生まれます。 モノトーンでまとめることで、 沖縄の強い日差しもやわらかく感じられる空間に。

古材テーブルやレンガ壁でアクセント

全体が無機質になりすぎないように、 古材のテーブルやレンガ調の壁で“温かみ”をプラス。 経年変化した木の質感が、空間の奥行きを生みます。 アイアン×ウッドの家具や、真鍮の小物を取り入れると、 程よいヴィンテージ感が出て、居心地の良さもアップ。

カウンターキッチンをバー風にリノベ

キッチンカウンターをモルタルで仕上げ、 照明をペンダントタイプにすると、まるでバーのような雰囲気に。 背面の棚にグラスや雑貨を並べるだけで、 “魅せるキッチン”が完成します。 友人を招いて食事を楽しむ空間としても人気のアイデアです。

費用相場と注意点

部分リノベ(80〜200万円)

リビングや寝室など、一部の空間をインダストリアルテイストに変える場合は、 80〜200万円が目安。 天井や壁の素材を変えるだけでも、印象が大きく変わります。

フルリノベ(1,000万円〜)

家全体をインダストリアルスタイルに統一する場合は、 1,000万円〜が相場。 照明・家具・建具・床材までトータルでコーディネートすると、 世界観が崩れず、完成度の高い住まいになります。

配管や照明レイアウトの計画が重要

配管やダクトを“見せる”デザインが特徴のため、 照明や電気配線の位置計画はとても重要です。 設計段階でしっかりと打ち合わせを行うことで、 デザインと機能性を両立できます。 また、素材選びでは冷たくなりすぎないように、 木材や布など柔らかい素材を部分的に取り入れるとバランスが良くなります。

まとめ|インダストリアルリノベで沖縄の暮らしに個性をプラス

インダストリアルスタイルリノベは、 素材の持つ“リアルな質感”を楽しむ大人のリノベーション。 沖縄のコンクリート住宅とも相性が良く、 無骨でありながら、居心地の良い空間をつくることができます。 ラフに、自由に、かっこよく。 自分らしい暮らしを追求したい人にぴったりのスタイルです。

この記事を書いた人

喜納 あつきのアバター 喜納 あつき デザイナー・SNSマーケター

ドレスショップRÉVIAを経営しながら、SNSやブランドの企画・運用、ディレクションなど幅広いクリエイティブ業務に携わる。発信設計や世界観づくりを得意とし、沖縄県内の複数企業へのSNS運用支援やコンテンツ制作にも従事。STADIUM株式会社の立ち上げ時から参画し、現在はSNS戦略からデザイン監修、空間づくりまで、想いや価値を“伝わるカタチ”にするための企画・表現を担当。テクノロジーと建築・不動産を掛け合わせ、沖縄から新しいライフスタイルと住まいの在り方を発信し、社会に変化を生み出すことを目指している。

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