沖縄で人気の和室リノベーションと洋室化のポイント

沖縄の住宅には昔ながらの和室が多く残っています。畳のある暮らしは落ち着きますが、最近では洋室へのリノベーションを希望する声も増えています。ここでは、和室リノベの人気の理由や具体的なアイデア、費用相場や注意点をまとめました。
目次

沖縄で和室リノベが注目される理由

若い世代に洋室ニーズが高まっている

ライフスタイルの変化で「ベッドを置きたい」「洋風の家具を並べたい」という若い世代が増えています。和室を洋室化することで暮らしやすさが格段に上がります。

畳の管理が大変(湿気・カビ・ダニ)

沖縄の湿気は畳には大敵。放っておくとカビやダニが繁殖しやすく、健康面でも心配が残ります。フローリング化は掃除もしやすく、衛生的です。

暮らしやすさ・デザイン性の向上

洋室にリノベすることで、デザインの幅も広がります。モダンな家具や照明と組み合わせやすく、空間全体がおしゃれに見えるのも人気の理由です。

人気の和室リノベアイデア

畳からフローリングへの変更(50万円〜)

もっとも定番のリノベ。費用は50万円〜で、和室を使いやすい洋室に変えられます。湿気対策を同時に行うと長持ちします。

押入れをクローゼットにリフォーム

布団収納が中心だった押入れを、洋服用のクローゼットへ。ハンガーパイプや棚を設置すると、収納力がぐんとアップします。

和室をリビングに取り込む(100〜200万円)

隣接する和室をリビングと一体化すると、広々とした空間に。費用は100〜200万円が目安で、人気のリノベーションです。

モダン和室へのアレンジ

畳は残しつつ、色を変えたり照明を工夫して「和モダン」な空間に。来客用や趣味の部屋として重宝されます。

費用相場と注意点

床材・建材選びで価格が変動

フローリング材の種類やグレードで費用は変わります。無垢材を選ぶと高くなりますが、質感は格別です。

断熱材追加で快適性UP

床下に断熱材を入れると、夏の暑さや冬の冷え込み対策に有効。リノベと同時に検討すると効率的です。

安さ優先で工事するとカビやすいリスク

湿気が多い沖縄では、適切な施工をしないとカビやすい部屋になってしまいます。安さだけで決めないことが大切です。

沖縄特有の和室リノベ工夫

湿気対策で調湿建材を活用

壁材や床下に調湿建材を使うと、湿気を吸収・放出してくれます。カビ防止にもつながります。

台風時の安全性を考慮した窓選び

窓ガラスは強化ガラスや防風サッシを選ぶと安心。台風時も子ども部屋や寝室として安全に使えます。

塩害に強い建具・金具を使用

海に近い地域では塩害で金具が錆びやすいので、ステンレスやアルミ素材を選ぶと長持ちします。

まとめ|和室リノベで沖縄の暮らしをもっと快適に

和室を洋室化するリノベは、暮らしやすさとデザイン性を同時に叶える人気の工事です。費用相場を把握し、沖縄特有の湿気や台風対策も組み合わせることで、長く快適に暮らせる空間へと変わります。

この記事を書いた人

喜納 あつきのアバター 喜納 あつき デザイナー・SNSマーケター

ドレスショップRÉVIAを経営しながら、SNSやブランドの企画・運用、ディレクションなど幅広いクリエイティブ業務に携わる。発信設計や世界観づくりを得意とし、沖縄県内の複数企業へのSNS運用支援やコンテンツ制作にも従事。STADIUM株式会社の立ち上げ時から参画し、現在はSNS戦略からデザイン監修、空間づくりまで、想いや価値を“伝わるカタチ”にするための企画・表現を担当。テクノロジーと建築・不動産を掛け合わせ、沖縄から新しいライフスタイルと住まいの在り方を発信し、社会に変化を生み出すことを目指している。

目次