沖縄で人気のミッドセンチュリースタイルリノベーション

目次

ミッドセンチュリースタイルリノベとは?

1950〜60年代のアメリカデザインを再現

ミッドセンチュリースタイルとは、1950〜60年代のアメリカで生まれたデザインを現代に取り入れたインテリアスタイル。 直線と曲線を組み合わせたフォルム、個性的なカラー、機能的なデザインが特徴です。 戦後のモダンデザインブームを背景に、 “美しく、使いやすい家具”が生まれた時代のスタイルを今に再現するのがリノベーションのポイント。 どこか懐かしく、それでいて新しい。そんな不思議な魅力を持つ空間づくりです。

曲線・木・カラフルな配色が特徴

ミッドセンチュリーの代名詞といえば、曲線を描く家具と天然木の質感。 丸みのあるチェアやテーブルが空間に柔らかさを与えます。 そこにオレンジ、マスタード、グリーンなどのビビッドな色をアクセントで取り入れると、 一気にスタイリッシュな印象に。 沖縄の青空や日差しとも相性が良く、 明るい室内に映えるデザインです。

家具と照明で個性を出すスタイル

このスタイルでは、家具や照明選びが主役。 イームズチェアやネルソンのバブルランプなど、 時代を超えて愛される名作家具を取り入れることで、 空間全体に深みが生まれます。 シンプルな内装に、デザイン性の高い家具を合わせることで、 “暮らしをデザインする”感覚を楽しめるのもミッドセンチュリースタイルの魅力です。

沖縄でミッドセンチュリースタイルリノベが人気の理由

南国の明るい光と相性抜群

沖縄の強い日差しや明るい自然光は、 ミッドセンチュリーのカラフルな配色をより美しく見せてくれます。 昼間は太陽の光で色が映え、 夜は照明で陰影を楽しむことができるのもポイント。 木のぬくもりと鮮やかな色が調和して、 リゾートのような心地よさを感じる空間になります。

レトロ家具が映えるインテリアに

古き良きデザインを現代の生活に取り入れるミッドセンチュリーは、 “家具を主役にしたい”人に人気のスタイル。 沖縄では、広いLDKや吹き抜け空間に合わせて、 存在感のある家具を配置するケースも多いです。 モダン建築の中にレトロ家具を置くと、 コントラストが生まれ、独自の世界観を演出できます。

古民家や中古住宅のリノベにも合う

築年数のある住宅にこそ、ミッドセンチュリースタイルは映えます。 木の質感や古い建具を活かして、 少しレトロで温かみのある空間にすることで、 “懐かしさ×現代的センス”の両立が叶います。 特にRC造や木造の中古住宅を再生するリノベーションにおすすめのスタイルです。

ミッドセンチュリースタイルリノベの人気アイデア

チーク材×ホワイト壁(100〜200万円)

チーク材の深い色合いは、ミッドセンチュリーらしい落ち着きと上質感を演出します。 白い壁と合わせることで、 木の温もりがより引き立ち、明るく開放的な印象に。 リビングの床や造作家具にチーク材を使用する場合、 費用は100〜200万円ほどが目安です。

丸みのある家具とペンダント照明を組み合わせ

ミッドセンチュリーらしさを出すには、 曲線的な家具とペンダント照明の組み合わせが効果的。 バブルランプや北欧デザインの照明を吊るすと、 柔らかい光が空間に広がります。 木目と光の組み合わせが、 温かくもモダンな雰囲気を生み出します。

ビビッドカラーをアクセントに使う

クッションやラグ、カーテンなどのファブリックに オレンジやグリーンなどのビビッドカラーを取り入れて、 空間にリズムを作ります。 全体を彩度の低いベースカラーでまとめることで、 アクセントの色がより美しく映えます。

レトロなタイルやクロスを一部に採用

壁や床の一部に、レトロ調のタイルや幾何学模様のクロスを取り入れると、 一気にミッドセンチュリーの世界観に。 特にキッチンや洗面などの限られたスペースで使うと、 遊び心のあるアクセントになります。

費用相場と注意点

部分リノベ(80〜200万円)

壁紙や床材の変更、家具や照明を入れ替えるだけでも、 十分にミッドセンチュリーの雰囲気を楽しめます。 部分的な施工なら80〜200万円ほどが目安です。

フルリノベ(1,000万円〜)

住宅全体をミッドセンチュリースタイルに仕上げる場合、 1,000万円〜が相場です。 素材や家具を一貫して選ぶことで、統一感のあるデザインに仕上がります。 照明や家具選びにもこだわりたい方には、 プロのインテリアコーディネートを依頼するのもおすすめです。

色の使いすぎでごちゃつかないよう注意

ビビッドカラーを多用しすぎると、空間が落ち着かなくなることも。 ベースは白やグレー、木目を中心にして、 アクセントは1〜2色までに抑えるとバランスが取れます。 空間全体を“引き算の美学”で整えることで、 上品なミッドセンチュリースタイルが完成します。

まとめ|ミッドセンチュリースタイルリノベで沖縄の暮らしに遊び心をプラス

ミッドセンチュリースタイルリノベは、 懐かしさとモダンさを兼ね備えた、大人の遊び心あるデザイン。 木の温もりとビビッドカラーが沖縄の光に映え、 毎日の暮らしを豊かに彩ります。 家具や照明ひとつで空間の印象が変わる、自由度の高いスタイル。 “好きなデザインに囲まれて暮らす”喜びを感じられるリノベーションです。

この記事を書いた人

喜納 あつきのアバター 喜納 あつき デザイナー・SNSマーケター

ドレスショップRÉVIAを経営しながら、SNSやブランドの企画・運用、ディレクションなど幅広いクリエイティブ業務に携わる。発信設計や世界観づくりを得意とし、沖縄県内の複数企業へのSNS運用支援やコンテンツ制作にも従事。STADIUM株式会社の立ち上げ時から参画し、現在はSNS戦略からデザイン監修、空間づくりまで、想いや価値を“伝わるカタチ”にするための企画・表現を担当。テクノロジーと建築・不動産を掛け合わせ、沖縄から新しいライフスタイルと住まいの在り方を発信し、社会に変化を生み出すことを目指している。

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