沖縄で快適に暮らす階段・吹き抜けリノベーションのポイント
沖縄の家づくりでは「開放感」がとても大事。広い空や風を感じられるようにしたいけれど、現実の家は閉じていて暗いことも多いですよね。そこで人気なのが、階段や吹き抜けをリノベーションする方法。デザイン性だけでなく、家族の気配を感じながら快適に暮らせる工夫として注目されています。
目次
沖縄で階段・吹き抜けリノベが注目される理由
デザイン性を高めて開放感を演出
吹き抜けやデザイン階段は、空間を一気におしゃれに変えてくれます。リビングに階段を取り入れるだけで、カフェのような雰囲気を出せるのも魅力。特に沖縄ではリゾート感ある家づくりと相性が良いです。
家族の気配を感じやすい間取り
リビング階段にすると、2階に行くとき必ずリビングを通る動線になります。子どもが帰宅したときや、家族同士の会話が自然に増えるなど、暮らしの距離感が近づくメリットがあります。
採光や風通しを改善できる
吹き抜けに窓を設けることで、光を取り込みやすくなり、風通しも良くなります。沖縄の強い日差しを上手にコントロールできれば、昼間は照明をつけずに過ごせる快適さが手に入ります。
人気の階段・吹き抜けリノベアイデア
リビング階段に変更(150〜300万円)
玄関から直接2階に上がる階段をリビングに移動する工事は人気のリノベ。費用は150〜300万円ほどで、家族との接点が自然に増える間取りに変えられます。
吹き抜けに窓を追加して採光UP
暗くなりがちなリビングや階段まわりに窓を設置すれば、自然光がたっぷり入る空間に。日差しを取り込みつつ、窓の位置やガラスの種類で暑さをコントロールできます。
アイアン手すりでデザイン性向上
階段の手すりをアイアン素材に変えると、一気にモダンな雰囲気に。塩害が気になる場合は、錆びに強い塗装やステンレス製を選ぶのが安心です。
収納付き階段で空間活用
階段下のデッドスペースを収納に変えるのもおすすめ。靴や子どものおもちゃ、掃除道具をしまう場所として便利で、生活感を抑えたすっきり空間にできます。
費用相場と注意点
階段リフォーム(50〜200万円)
階段の架け替えやデザイン変更は50〜200万円が目安。素材やデザインによって金額が変わります。
吹き抜け改修(200〜400万円)
新しく吹き抜けをつくる、または既存を広げる場合は200〜400万円ほど。耐震や構造補強が必要になるため、費用は高めになります。
空調効率が落ちるデメリットに注意
吹き抜けは開放感が魅力ですが、冷房や暖房が効きにくいデメリットも。空調計画やシーリングファンの設置で快適性を保つ工夫が必要です。
沖縄特有の階段・吹き抜けリノベ工夫
台風時の雨仕舞いを徹底
吹き抜けに設けた窓からの雨漏りは要注意。台風時に雨が吹き込まないよう、雨仕舞いと防水処理をしっかり行うことが欠かせません。
湿気対策で木材劣化を防ぐ
沖縄は湿気で木材が傷みやすいため、階段や手すりに使う素材選びは重要です。通風設計と防腐処理で長持ちさせましょう。
断熱・遮熱で快適性を維持
吹き抜け部分は熱がこもりやすいので、断熱材や遮熱ガラスを組み合わせると快適さが長続きします。電気代節約にもつながります。
まとめ|階段・吹き抜けリノベで沖縄の住まいを快適に
階段や吹き抜けリノベは、開放感やデザイン性を高めるだけでなく、家族の距離を近づけ、暮らしを明るくする効果があります。費用相場や沖縄特有の注意点を押さえつつ、断熱や台風対策も取り入れれば、安心して長く快適に暮らせる空間が実現できます。
この記事を書いた人
ドレスショップRÉVIAを経営しながら、SNSやブランドの企画・運用、ディレクションなど幅広いクリエイティブ業務に携わる。発信設計や世界観づくりを得意とし、沖縄県内の複数企業へのSNS運用支援やコンテンツ制作にも従事。STADIUM株式会社の立ち上げ時から参画し、現在はSNS戦略からデザイン監修、空間づくりまで、想いや価値を“伝わるカタチ”にするための企画・表現を担当。テクノロジーと建築・不動産を掛け合わせ、沖縄から新しいライフスタイルと住まいの在り方を発信し、社会に変化を生み出すことを目指している。