沖縄で快適に暮らす壁材・クロスリノベーションの選び方

部屋の印象を大きく変えるのが壁材やクロス。沖縄では湿気や塩害の影響で、内装材が早く傷むことも多いため、リノベーションで壁を見直す人が増えています。ここでは、沖縄に合う壁材・クロスの選び方や人気の種類、費用相場をわかりやすくまとめました。
目次

沖縄で壁材・クロスリノベが重要な理由

高温多湿によるカビ・結露対策

沖縄の家で一番の悩みは湿気。特に夏場は結露やカビが発生しやすく、壁紙の劣化も早まります。調湿機能のある素材を選ぶことで、住まいの快適性が格段に向上します。

塩害での劣化や汚れの影響

海に近い立地が多い沖縄。塩害で壁面が汚れたり、金属部分が錆びたりしやすいのも特徴です。クロスや塗り壁も劣化が早まるため、耐久性のある素材を選ぶことがポイントです。

インテリア性と快適性を両立

壁は視界に大きく入るため、デザイン性も大切。快適性とおしゃれさを兼ね備えた壁材を選ぶことで、日々の暮らしがより心地よくなります。

人気の壁材・クロスリノベーション種類

ビニールクロス(コスパとデザイン性)

最も一般的でコストを抑えやすいのがビニールクロス。防カビや抗菌機能付きの商品も多く、デザインも豊富なので幅広い層に選ばれています。

漆喰・珪藻土(調湿効果・自然素材)

自然素材の漆喰や珪藻土は、湿気を吸収・放出する働きがあり、沖縄の気候にぴったり。シックな雰囲気も出せるので人気があります。ただし施工費は少し高めです。

エコカラット(防臭・調湿機能)

LIXILのエコカラットに代表される機能性タイルは、防臭・調湿効果が高く、デザイン性も兼ね備えています。リビングや玄関に使うと、快適さと高級感を両立できます。

アクセントクロスで個性を演出

全面を変えるのではなく、一面だけ色や柄を変えるアクセントクロスも人気。コストを抑えつつ、インテリアの印象をガラッと変えられます。

壁材・クロスリノベの費用相場

クロス張替(6畳間:5〜15万円)

最も手軽なのがクロス張替。6畳程度なら5〜15万円ほどで可能です。汚れや劣化が気になるときにおすすめです。

調湿建材の導入(20〜50万円)

漆喰や珪藻土、エコカラットといった調湿建材を導入する場合は20〜50万円が目安。施工範囲によって変動します。

全面リフォーム(50〜150万円)

壁全面を張り替える場合は50〜150万円が相場。デザインと機能性を一気に見直したいときにおすすめです。

沖縄特有の注意点

湿気に強い素材を選ぶ

高温多湿の沖縄では、防カビ・調湿機能を持つ素材を選ぶことが失敗しないポイントです。

換気とセットで考えることが重要

いくら良い壁材を使っても換気が不十分だと効果は半減。窓や換気扇の配置も合わせて考えましょう。

日射・台風時の雨漏りも考慮する

外壁や窓からの影響で室内の壁が傷むケースもあります。断熱・防水とのセットでリノベを進めると安心です。

まとめ|壁材・クロスリノベで沖縄の住まいを快適に

沖縄の壁材リノベは、湿気や塩害に対応しながらインテリア性も高められるのが魅力です。ビニールクロスや自然素材、機能性建材など、それぞれの特徴と費用を知った上で選ぶと安心。快適でおしゃれな住まいをつくる第一歩として、壁のリノベーションを検討してみてください。

この記事を書いた人

喜納 あつきのアバター 喜納 あつき デザイナー・SNSマーケター

ドレスショップRÉVIAを経営しながら、SNSやブランドの企画・運用、ディレクションなど幅広いクリエイティブ業務に携わる。発信設計や世界観づくりを得意とし、沖縄県内の複数企業へのSNS運用支援やコンテンツ制作にも従事。STADIUM株式会社の立ち上げ時から参画し、現在はSNS戦略からデザイン監修、空間づくりまで、想いや価値を“伝わるカタチ”にするための企画・表現を担当。テクノロジーと建築・不動産を掛け合わせ、沖縄から新しいライフスタイルと住まいの在り方を発信し、社会に変化を生み出すことを目指している。

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